こんにちは
管理者 とも@生き方カウンセラーです
6月
中学3年生や高校3年生は、各自の進路に向けて部活や勉強を頑張ったり、悩んだりしている時期かと思います
また、大学4年生は、就職活動の終盤となり、希望の行き先に内定をもらえた方、なかなかうまく行かない方など、いらっしゃる状況ではないかと思います
さらに、「4月から就職したけど、うまくいかずに悩んでいる」という方もいらっしゃるかもしれません
20年以上相談対応(教員やカウンセラーとして)している管理者 とも@生き方カウンセラーが、この記事を読むことで、自分の進路や生き方の選択に悩んだ時の解決ができるようにお伝えします
自分の進路や生き方について悩んだときに解決につながる3つの順序を紹介します

この1から3は、基本的な順番です
そして、1から3までを、行ったり来たりしながら、徐々に自分の生き方が見えていくようになってきまーす
※本記事は、一般社団法人 雇用問題研究会「キャリアコンサルティング 理論と実際 4訂版」木村 周(2018年)を参照にしています
1 自分を知る

まず、最初にすることとしては、「自分を知る」ことです
自分は、自分の生き方のどんなことを気にするのだろうか
そして、そこを気にする自分は、どんなことを考えているのだろうか
などのように、自分自身を深掘りしていきます
その深掘りの方向性として、(1)「自己理解」と(2)自分の進みたいところ(進路先)の理解」があると考えます
(1)「自己理解」
「自己理解」は、自分の将来の夢、生き方・信念、長所・短所、能力・適正、過去の経験、趣味などの現在の自分を知ることです
このことに最も良い方法としては、「自己紹介文」を書き、他の人に見てもらうことです。
他の方法としては、カウンセリングを受けたり、性格診断テスト※1、強みテスト※2、VPI職業興味検査などもあります
(2)「自分の進みたいところ(進路先)の理解」
「自己理解」を深めていくことで、自分の未来について少しずつ様々な可能性が見えてくることがよくあります
ただし、最初に「自分の進みたいところ」の知っていることを紙に書いたり、カウンセリングを受けて語ったりすることで、自分自身の知識の質と量を知ることができます
その結果、新しい情報を得る手段が変わってくるからです
そこで、自分の進むかもしれない方向性(学校や就職先、もしくはもっと漠然とした生き方)などについて、調べていきます
調べる方法としては、本やインターネットで調べたり、友人や身近な先輩から話を聞いたり、親や親戚から話を聞いたりするのもいいと思います
最近は、インターネット上のサロンや様々なコミュニティがあるので、そのようなものを利用して、情報を得るのもいいかもしれません
自分を知ることができたら、いよいよ「体験する」ことで、自分の生き方の方向性が見えるようになってきます
2 体験する

「体験する」ことを、「実体験をする」と「代理的経験をする」に分けて考えます
(1)「実体験をする」
ー実体験をするー
進学の場合:体験入学、文化祭(学園祭)、運動会などの行事に参加
就職の場合:インターンシップ、アルバイト
実体験として、「その場所に行って、試しにやってみる」ことです
「ああかもしれない」「こうかもしれない」と分からないことを考えてしまうこともあると思います
「下手な考え休むに似たり」という言葉あるように、「まずは、致命傷にならない程度にやってみる」ことで、考えていた以上の経験や違う視点を得ることにつながります
(2)「代理的経験をする」
ー代理的経験をするー
・先輩や友達から話を聞く
・本を読む
・YouTubeなどのSNSから情報を得る

代理的経験とは、
・Banduraが提唱した自己効力感(自分がある行動についてしっかりとやれるという自信、効力感)を高める4つの情報源の1つ
・自分と似たような立場の他者(モデル)が成功するのを見聞きすることによって、あたかも自分事のように感じ取り、自信をつけること
です
代理的経験としては、自分の代わりに誰かが行った経験の情報を見聞きすることです
そのために、先輩や友達から話を聞いたり、関連書籍を読んだり、SNSから情報を得ることが挙げられると思います
体験を通していくことで、自身の興味・関心や自分自身の生き方について、少し具体性が持ててきます。
そして、自分が興味あることなどにすすんでいくために意欲の向上を図っていきます
3 意欲の向上を図る

意欲の向上を図るにあたり、(1)達成可能なスモールステップの目標を立てる、(2)自分の努力を認め、勇気づける、(3)(1)・(2)を継続する、の手順でやっていきます
(1)達成可能なスモールステップの目標を立てる
将来の自分に向けて、スモールステップで、すぐに達成可能な目標をいくつも作っていきます
すぐに達成可能な目標を立てることで、
・「修正可能な多くのうまくいかない」を経験できる
・「自分でもやればできる」という自信を積み重ねる
ことになります
(2)自分の努力を認め、勇気づける
目標を達成することができた自分を認めてあげます
認める方法としては、自分自身へのご褒美をあげていくことが挙げられます

ご褒美は、最初は簡単にあげ、次第にご褒美をもらえるハードルを高くしていくのがおすすめ
その結果、ご褒美のためではなく、純粋に自分自身を成長することを楽しむことにつながってきます
(3)(1)・(2)を継続する
(1)と(2)を繰り返し、継続していきます
多くの「うまくいかない」と「うまくいく」の経験を積み重ねることで、何ができて、何を得意として、何ができない、何が不得意などの「自分を知る」ことにつながります
そして、自分が何を求めているのかを、だんだん理解するようになり、意欲の向上につながります
まとめ
将来の夢、進路や就職などの生き方の悩みを解決につなげる3つの手順として、
1 「自己理解」と「自分の進みたいところ(進路先)の理解」
2 体験する
3 意欲の向上を図る
を示しました

これらの3つの方法は、この順番を何度も何度も繰り返していくことで、より自己理解が進み、自分の生き方の悩み解決につながります
悩みを解決することを支えるために、本ブログでは、進路や生き方の悩みに対しての相談を受け付けています

相談をご希望の方は、「相談の申し込み」をご利用ください。
最後まで、よんでいただき、ありがとうございました
また、この記事等に関してなど、何かありましたら、や「お問い合わせ」をご利用下さい。
すぐに返せないこともあると思いますが、必ず返信いたします
参照
※1性格診断テスト(Terms of Use and Purchaseより)
※2 強み診断(リクナビNEXT HPより)
一般社団法人 雇用問題研究会「キャリアコンサルティング 理論と実際 4訂版」木村 周(2018年)



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