こんにちは
管理者とも@生き方カウンセラーです
今回は、同じように感じる日本語である「事実」と「真実」の違いについてです
ここでは、以下の2つについて示します
1.「事実」と「真実」の違いについて
2.「事実」と「真実」を区別することの利点

1.「事実」と「真実」の違いについて
この2つの語句は、相談を行なっていく中で、

「相談者が語る真実」=「事実+相談者の想い・考え」
と、相談者の話している真実を分けながら話を聴いていきます

場合によっては、明確に区別をしながら、相談者に語ってもらうこともあります
このように分ける根拠として、この2つについて調べてみました
すると以下のようになっていました
「真実」
コトバンク:うそでないこと。偽りでないこと。また、そのさま。本当のこと
Weblio:truth
→LONGMAN:an important fact or idea that is accepted as being true
※idea = a plan or suggestion for a possible course of action, especially one that you think of suddenly
ある有名なアニメによく出てくるセリフとして、

「真実はいつも1つ」
というものがあります(笑)
「事実」と「真実」を国語辞典で調べてみると、先ほどのように、「事実」は「事柄」を表していることがわかります
しかし、「真実」は「うそでないこと。偽りのないこと。」など、分かるようで、分からないような表現となっています
このような場合、他の言語で見てみると、わかりやすくなることがあります
そこで、英語で考えてみることにします
「事実」=「fact」=「a piece of information that is known to be true」
「真実」=「truth」=「an important fact or idea that is accepted as being true」
これを図にすると、以下のようなものになると考えます

このことから「真実」は
「fact」=「真実」
だけでなく
「idea」=「ひらめいた計画や提案」
も含んでいることが考えられます
つまり、
「事実」は、「実際に起こった事柄のため、1つ」
です
例えば、「ストーンヘンジには、幾つもの石がある」
と言う「事実」です
しかし、これを「真実」とすると、
「ストーンヘンジには、幾つもの石がある
これらは、石の並べ方や他の遺跡と比較して、太陽の動きを考えたものではないかと考えられる」
というように、
「真実」には、「実際の事柄と、そこに付随する考え・想い」
が合わさってきます

2.「事実」と「真実」を区別することの利点
「事実」と「真実」を区別することの利点としては、

相談者が、相談者にとっての「真実」を語るとき、相談者の情動が混ざりあい混乱を避ける(Maggie, at al. pp.101)。
があると考えます
このことを、私なりの感覚でお伝えすると、
「事実」と「相談者の想い・考え」が混ざった「真実」を相談者が語るとき、
相談者は、

「相談したいことがあった事実に、自分の想い・考えを混ぜて話をするため、その時のことを思い出し、冷静になれず、その時の状況と同じようにイライラしたり、悲しくなったりする」
ことが、よくあります
本ブログにおける相談の方向性は、

と考えています
つまり、「いずれは、相談者自身が自分で問題解決し、社会的な自己実現をしていくこと」を考えています
そのため、相談を通して、
「どのように、相談を受けていくことで、事実と考え・想いを分けて、落ち着いて自分自身の生き方を考えることができたか」
を身につけてもらえるようにしたいです
そのため、
「真実」=「事実」+「相談者の考え・想い」
と分けて、相談内容を聴いています
友達や仲間との関係、授業や学級づくり、学校づくりを解決すること方法の1つとして、話をすること・相談することがあります
本ブログでは、進路や生き方の悩みに対しての相談を受け付けています

相談をご希望の方は、「相談の申し込み」をご利用ください。
最後まで、よんでいただき、ありがとうございました
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2023 Magie Shaker, Frank Neuner, Thomas Elbert ナラティブ・エクスポージャー・セラピー 第2版 訳 森茂起、森年恵 pp.101 金剛出版
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