こんにちは
管理者 とも@生き方カウンセラーです
今回の記事は、以前書いた
をもとにしております
David C. McClelland(以下、「McClelland」とします)の考え方は、この記事を参考にしてください
毎日仕事をしていると、「仕事でうまくいかない・・・」「どうしたら、仕事で成功するんだろう・・・」のようにと悩んでしまうことがあると思います
このような場合に、次の3つの考え方はいかがでしょうか
1「達成への欲求」をどのように育んでいくのか
2「帰属への欲求」をどのように育んでいくのか
3 「達成への欲求」と「帰属への欲求」をどのように一緒に育んでいくのか
1「達成への欲求」をどのように育んでいくのか
McClellandが「三つの鍵となる動機が仕事へと駆り立てる」と示す動機が3つあります
その中の1つにあるのが「達成への欲求」です
これは、「人びとが新たな目標へと手を伸ばし、向上してゆく助けをすることで、人々の競争心を駆り立てる欲求」としております。これにより、質の高い仕事が生まれます
「仕事でうまくいかない」ことを悩んだり、「成功したい」と希望する方は、「仕事で、うまくいきたいことや成功したいことがあるのに、できない」という状況の方と考えます
つまり、「達成への欲求」がある状況です
「今のままでいいやー」や「別に、仕事で成功しなくても構わないよー」と思う方は、「達成への欲求」が乏しく、うまいくことや成功について悩んだり、考えたりすることが少ないと思われます

「成功したいけど、どうしていいかわからないんですよー」
のように、「達成への欲求」を持っている方の中には、成功したいけど、どうしていいかわからない」という場合におすすめしているのは、

「まず、やってみる」
ことです
私がうまくいかない時(現在も、PVを上げるか悩んでいますが・・・)に、思い浮かぶ偉人の一人にエジソンがいます
彼は、たくさんの名言を残していますが、私の推しは

「私は失敗したことがない。ただ、10,000通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」
です
「失敗」とは、「そこで諦めた時に、失敗になる」のであって、諦めずに続ければ「うまいいかなかった方法」となる
しかも、そのうまくいかない方法の数は、「1回」のうまくいく方法の陰に、「10,000回」あるということも示しています
それだけ、成功に結びつくのは難しいのかもしれません
失敗しても諦めずに、続けるには、熱い気持ちである「達成への欲求」が必要で、そのような「熱い想い」を持てる仕事であることが必要に感じます
あなたが「うまくいきたい」や「成功したい」という仕事は、それだけの「熱い想い」を傾けられるものなのかを検討することも、「達成への欲求」を育むことにつながります
また、多忙な日々を過ごしていく中で、仕事に対する初心を忘れていってしまうこともあります
そこを思い出す方法として、役に立つのが「ジョハリの窓」の考え方です
つまり、他の人と話すことで、「知らない自分」や「忘れていた自分」に気づくことができるようになります
2「帰属への欲求」をどのように育んでいくのか
McClellandが示す動機の別の1つに「帰属への欲求」があります
「帰属への欲求」とは、「他者との良好な関係を保ちたいという欲求」で、これによって人びとはチームを組んできちんと仕事ができるようになります

人付き合いが苦手なんですが、どうしたらいいですかねー。
「他者との良好な関係」と言われると、「人付き合いが苦手なので、他の人と一緒に仕事をしたいとは、思わないんですが、どうしたらいいでしょうか」と悩まれる方もいらっしゃると思います
そのような方の場合であっても、「仕事」として収入を得るためには、「(1)他者の考えを知ること」や「(2)様々な考えを取り入れ、より良いものを作ること」の方法を、ご自身が可能なことで実践していくことが大切と考えます
(1)他者の考えを知ること
そもそも、どういったものが「仕事」となるのでしょうか
「仕事」とは、「他の人が望むことで、自分ができること」と考えます
「他の人が望んでいないが、自分がしたいこと」では、「仕事」にならないこともあります
もちろん、偶然にも、需要と供給が合致し、「自分がしたいこと」が「他の人が望んでいることにつながる」場合もあります
収入を得られる「仕事」としたいのであれば、まずは、「自分がしたいことが、他の人の希望と合致するのか」を考えることは、いかがでしょうか
私が、最近読んだ本に、「世界のエリートが学んでいるMBAマーケティング必読書50冊を1冊にまとめてみた」があります
私は、これまで、マーケティングを学んだことがありません
しかし、人を集めるためには、マーケティングの戦略が必要と感じました
そこで、まずは一冊読んで、マーケティングの大筋を知りたいと考えました
その時にこの本と出会いました
そこで最初に書かれていたのが、「マーケティング戦略の出発点はこの半世紀変わらない顧客である」とありました
「顧客がどのようなことを望んでいるのか」を知ることが「マーケティング」では、基本中の基本なのです
「当たり前だよ」と思われる方もいると多いと思います
しかし、「自分がやってみたいこと」に執着しすぎてしまったり、「これまでやってきたから」と新しいことを取り入れることに躊躇していると、この「顧客が望んでいること」という基本がおざなりになってきてしまうことが、私にはよくあります
そのような「顧客のことを考えることを忘れている自分」に気づく方法の1つとして、「他の人と話をする」ことがあると考えます
特に、自分と一緒に仕事をしている仲間と話をすることです
あなたの仲間であれば、ある程度、あなたがどのような人物なのかを知ってくれていて、あなたがこの仕事を通してどんなことをしていきたいのかという、あなたの仕事のビジョンも知ってくれていると思います
そのような仲間と、仕事がうまくいく方法について語っていく中で、現在の自分自身に不足していることに気づき、「仕事の改善が図ること」ができるようになってくると考えます
(2)様々な考えを取り入れ、より良いものを作ること
「他の人と語ることで、仕事の改善が図ることができるようになる」と示しました
さらに、「他の人の考え方」も知ることで、客観的に自分たちが取り組んでいる仕事を見ることにつながります
余談ですが・・・
心理学の研究を進めていくためには、より客観的なデータを分析する必要があります
それらは、統計的な手法を用いるのが一般的です
この統計的な手法は、難しく、丁寧に学習していくことが求められます
「統計的な手法を用いないのであれば、客観的なデータは得られないの?」と思う方もいらっしゃると思います
そのような方法はあります
その方法として、複数名で、得られたデータを検証するKJ法などがあります
つまり、心理学の研究においても、複数名で行う分析(どんな方法でも、複数名で行えばいいというものではないのですが・・・)には客観性があるとしております
(1)や(2)のことを考えていくことで、「仕事」として収入を得るために、「帰属への欲求を育むこと」が大切につながってくると思います
3「達成への欲求」と「帰属への欲求」をどのように一緒に育んでいくのか
今まで示した2つの欲求を、「どのように一緒に育んでいくのか」を考えていくことが、「仕事で成功するための考え方」の3つ目です
それぞれの欲求を別々に考えていくよりも、どちらもお互いを育んでいく相補性があると思いますし、別々に考えると、

「あれもやって、これもやらないといけなーい」
となってしまうと思います。
これまで書いてきましたように、「達成への欲求」を維持していく方法として、仲間と語る「所属への欲求」があります
また、「所属への欲求」を維持していく方法として、「成功したい」という「達成への欲求」があります
まさに、「ニワトリが先か、卵が先か」の状態と思います
どちらも、あなたの欲求を満たしていくので、結果として、あなたを満足させ、そして、あなたの仲間も満足させることにつながると思います
ぜひ、楽しんで、これら2つの欲求を維持し、満たしていって欲しいです
最後まで、「これからの学校を作る相談室」をよんでいただき、ありがとうございました

誰かに話をしたり、相談したりすることが、自分の欲求が見えてくる方法の1つです
そのような場合は、「相談の申し込み」をご利用ください。
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すぐに返せないこともあると思いますが、必ず返信いたします
参照:
三省堂「心理学大図鑑」(2013年)
株式会社KADOKAWA「世界のエリートが学んでいるMBAマーケティング必読書50冊を1冊にまとめてみた」永井孝尚著(2020年)
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